大学院生指導に関するFAQ
出典: Hnami.net
- 大学院生一般に対して私が言うことのほとんどは社会人大学/大学院に入ろうかなと思っている皆さんへに書いてある。ここに書いてあるのは、私を指導教員に選ぼうと考えている皆さんへの情報である。
- テーマを思いつくには自分なりの理由(知識経験、使命感、好み)があるはずであり、研究科志願書類に自分で書いたテーマの変更は原則的に認めない。ただ院生の持ち込むものがテーマでなくトピックスに過ぎないことはよくあって、その場合「論文の形」に持っていくためのテーマの変形は必要となる。例えば「環境問題について」論文を書きたいと言われてもそれだけでは何の結論も出せない。そんな論文なんか書けないという意味で「環境問題」はそもそもテーマではないのである。なにか科学的に検証できる部分を切り分ける必要がある。まあそうしたぼんやりしたテーマをお持ちの方は、指導下に入ることをお勧めしないが。
- 上記のような意味で、特定の思いっきり狭い問題を抱えた大学院生を歓迎する。折れ線グラフと加減乗除だけでも科学的な体裁を持った論文は書けるし、そうした体裁(説得の形式)を身につけることが私の指導目標であり、修士論文の判定基準でもある。
- 指導教官としてテーマを一方的に人様に与えることなど考えたことはない。与えるくらいなら自分で書いて自分の手柄にする。
- 現在のところ、基本的に個人指導である。院生のテーマはまったくばらばら(中古自動車販売と旅客機パイロット訓練計画とマラッカ海賊対策、などと脈絡もなく陸海空が揃ったことすらあった)なので研究会の組織も出来ない。
- 板橋区在住のためTSCに土日・夜間に出てゆくことはそれほど負担ではないが、さいたま本校に夜間に余分に出てゆく(残る)のはつらい。池袋など(一度だけだが京都駅というのもあった)で落ち合って喫茶店で面談したこともある。