*短い定義 [#nd75665e] -最後の1単位を生産するために、余計にかかった費用を限界費用といいます。 *少し長い説明 [#x5cb1526] -費用(総費用)は、生産量に関わらず一定な固定費用と、生産量で変化する可変費用((どんな工場にも、「建てる前」には「建てない選択」があったはずです。その時点での意思決定を考えれば、生産量ゼロを選ぶなら建てなければ良いので、工場建設費も可変費用です。長期的な意思決定を考えるほど固定費用の部分は小さくなり、最後にはすべてが可変費用になるはずです。))の合計です。別の言い方をすれば、生産量ゼロのときもかかるのが固定費用です。 |総費用|可変費用| |~|固定費用| -生産を1単位増やすごとに総費用が増えるとき、増えた分は当然、可変費用の増加分です。ですから限界費用は、最後の1単位を生産するための可変費用増加分です。 *もう少し厳密な説明 [#ta47d15c] -生産量をx、総費用関数をC(x)とするとき、限界費用はC'(x)です。 関連 [[なぜ限界費用は重要か]]