Rのデータ入力

データエディタだけでデータを編集する

 なにかの事情で表計算ソフトも入れたくない、かといってワープロやエディタで数値を扱いたくないという人のために。

データフレームを作る

 とりあえずデータフレームを作ります。たいていの場合、統計分析には一度に2つ以上のデータを使うはず。一度に使うデータの集合がデータフレームだと思ってください。例えばisetという名前のデータフレームを作るにはこうします。

iset <- data.frame()

データを入力する

「編集」→「データエディタ」を選び、「iset」と入力します。表計算ソフトのような画面が出ます。var1、var2…という欄を編集すると変数名を変えられます。数値データだけ打ち込むと、var1、var2といった変数名がそのまま使われます。

 編集が一段落ついたら、表計算のようなウインドウだけ閉じてください。赤い>のところに

iset

 とデータセット名を打ち込んでみます。編集した内容がちゃんと出ますか? 間違いに気づいたら「編集」→「データエディタ」を選び、「iset」と入力します。編集の続きが出来ます。

 ここで加えた変更は、attachするまで個々の変数(var1、var2…)には反映されないようです。データが少なく変更がわずかなら、fix(var1)などと特定の変数を名指して編集すると、すぐ変更が反映されます。そうでなければ、例えばisetのデータを書き換えた後、

detach(iset)
attach(iset)

 とデータを再読み込みしてください。

データを保存する

 赤い>のところに

write.table(iset,"iset.dat")

 と打ち込むと、isetに属するすべての変数がRguiのあるフォルダにiset.datという名前で保存されます。Rguiのあるフォルダにdというフォルダがすでに作ってあれば、代わりに

write.table(iset,"d/iset.dat")

 とすれば、dの下にiset.datという名前で保存されます。

データを読み出す

iset <- read.table("iset.dat")

 あるいはふたつめの例なら

iset <- read.table("d/iset.dat")

 でデータを読み込めます。読み込むとき、別の名前のデータセットを使ってもかまいません。例えば

betsunoset <- read.table("iset.dat")

 とか。

 


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Last-modified: 2008-12-11 (木) 22:19:24 (5616d)