ボトルネック

ボトルネック †

　ビンの口の級に狭くなった部分が、ボトルネックです。他のものが余っていても、一番足りないものが手に入らないために、望んだ成果が上がらないことがあります。その一番足りないものは、成果を得るためのボトルネックになっている、と表現します。

「お金が足りないから～ができない」と感じることはよくあります。たしかに「いま現金で」何かを買おうとすると、財布の中にある現金額がボトルネックになります。

　しかし、クレジットカードだったら? 手持ち現金はボトルネックになりません。ある期間内に自分が稼げる金額がボトルネックになっているはずですが、実際にはそれを超えて使ってしまい、カード破産に追い込まれることもあります。

　ある期間内に企業が稼げる金額が十分にあっても、ある日の現金手持ちが少なくなりすぎると、高利で短期の融資を受ける羽目になったり、不渡手形を出して経営ができなくなったりします。キャッシュフローがボトルネックになってしまったわけです。