機会費用

むかしはむかし、いまはいま

  • ライバルメーカーがもっと安い納入先と組んで市場を丸ごと分捕りに来たら、納入者ごと共倒れです。契約打ち切りが経済合理的なことは、十分ありえます。
  • しかし、長期的な関係を前提として、ヨソと組んでも役に立たない特定の相手用のノウハウや設備(関係特殊的資産)に投資してあったり、新しい納入者を探したり取引を軌道に乗せたりする費用(スイッチングコスト)が高くついたりするために、経済合理的でないこともありえます。
  • しかし逆に言えば、いったん関係を結んでしまうとスイッチングコストの発生などを盾にとって、自分の言い分を通しにかかることもできるわけです。これをホールドアップ問題といいます。
  • 技術革新の早い家電・エレクトロニクス業界では、大企業でも技術革新に遅れたり、コスト面で他社と差がついたりすることが頻繁にあります。ある企業と協力して事業を立ち上げた後、もっと優れたライバルが現れたら、どうしたらいいでしょう? また、どうしていると思いますか?

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Last-modified: 2008-12-11 (木) 22:19:30 (5617d)