経済学と経済

結論を振り回すのは有害無益 †

• 経済学はある種の宗教のように、あなたに何かを命じることはありません。
• 経済学は、あなたが他人に何かを強制することを手伝いません。
• 結論を押し付けるために学問的権威を振り回すことは、理詰めで考える・事実を確かめるという「科学の心」に最も反することです。
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経済学は経済の一部しか切り取っていない †

• 経済学がまったく扱わないが、経済を円滑にし、生活を不幸なものにしないために重要なことは、たくさんあります。
• 特に、人は(消費者として、経営者として)何を望むべきかは、経済学ではほとんど扱われていませんし、扱うことは困難です。
  • 需要曲線が推定・予測しづらい点について→経済学と需要予測#p16947ee
  • 経済学と正義

経済学は考えるパターンであり、気づきのツールである †

• 経済学は決まりきったパターンに沿って物事を整理します。経済学はあなたにとって支援者に過ぎず、あなたの抱えている問題など決して受け止めてくれません。
• しかしひとつの立場に打ち込んでいればいるほど、その人の視野は知らず知らず狭くなり、バランスの取れた整理ができなくなったり、自分の視野にない人の利害や幸せを無視したりします。経済学と接することで、あなたの立場は相対化されます。
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